マザーパラサイトが気持ち悪い?3つの理由や怖いシーンを徹底解説!

アニメ・漫画

「ピッコマ BEST OF 2022」のマンガ部門において7位を記録するほど人気のマザーパラサイトですが、気持ち悪いという声が挙がっています。

そのため、マザーパラサイトは実際どうなんだろうと気になっている方も多いですよね。

そこで、今回の記事ではマザーパラサイトが気持ち悪いと言われている理由や怖いシーン、最後に魅力に感じている部分を紹介していきます。

また、作品の感想については個人の意見になってしまうのですがとても面白い作品だと思うので、この記事に興味を持った方はぜひ見て欲しいです!

この記事で分かること

  • マザーパラサイトが気持ち悪いと言われている理由
  • ゾッとするシーン
  • 購読者が感じるマザーパラサイトの魅力
※この記事は原作漫画のネタバレを含むのでご注意ください。

マザーパラサイトが気持ち悪いと言われる3つの理由

基本的に「気持ち悪い」という言葉はネガティブワードですが、マザーパラサイトについては気持ち悪さが癖になるなど作品を評価する声として使われていました。

ここからは、マザーパラサイトが気持ち悪いと言われている3つの理由を説明していきます。

  • 主人公がサイコパス
  • 母親の子供への愛情があまりにも歪んでいる
  • 絵のタッチが独特で怖い

主人公がサイコパス

引用元:まんが王国

主人公の涼太は赤ちゃんの頃に親に捨てられてしまったので、養護施設で育っています。

そのため、母親からの愛情を求めています。

ここまでは至って普通なのですが、涼太は自分の欲望のためならば手段を選ばずに心も痛まないという残忍性を持ち合わせているのでした。

涼太は”究極の母親”を探すという目的の元、タイトルにもある通り様々な里親を乗り換えて寄生しています。

1巻第1話では、何人目かの里親である早苗との生活が描かれています。

一見仲良く暮らしているかのように見えますが、涼太は「朝食の魚の骨を1本取り除けなかった」、「定時に起こしてくれなかった」など早苗のミスを事細かにノートに記載していました。

一方で、早苗も涼太の母親でいることに執着しているため、常に涼太の顔色をうかがっています。

歪な親子関係の中で涼太は里親を乗り換えようと考えていました。

そんな中、同じく母子家庭で育ったクラスメートの薫と仲良くなったことで薫の母親である笠井リカとも知り合いになります。

リカは薫に対してあまりにも過保護であり、靴ひもを結ぼうとしたり帰宅時には号泣するほど喜んでいます。

幼稚園児ならともかく中2に対する接し方ではないとドン引きするのが普通ですが、涼太は究極の母親を見つけたと喜びます。

「リカさんなら自分を胎内に入れてくれるかな」という気持ち悪い妄想をしたり、リカを母親にするために笠井家で過ごす時間を増やし始めました。

早苗の検査入院の日、涼太の計画通りに笠井家で寝泊まりするのですが、涼太は寝ているリカのパジャマを脱がせてリカの体を細かく計ります。

そして、リカの産道を見つめながら「僕もここから産まれたかったな」と呟くのでした。

笠井家に取り入ることを決めた涼太はハンマーで自分の体を傷つけて早苗から虐待されていると演じ、学んだ心理学を活かしてリカが自分に対して執着するように仕向けます。

最終的に、早苗を花瓶で殴って昏睡状態に陥らせてしまいました。

筆者
筆者

早苗が気を失ったときに涼太がニヤリと笑ったのには寒気がしました…

母親の子供への愛情があまりにも歪んでいる

引用元:コミックシーモア

マザーパラサイトは2023年12月時点で3人の母親が登場します。

1人の母親は非常にまともなのですが、早苗とリカは異常です。

上述のように、早苗は涼太に捨てられるのを恐れて魚の骨を1本1本取り除いたり、乳房を吸わせながらベッドで一緒に寝ています。

現実世界にも過保護な母親は居ますが、ここまで来ると中々気持ち悪いですよね。

また、薫という1人息子が居るのにも関わらず涼太に心酔していくリカは更に恐ろしいです。

元々、リカは薫が外出する際に靴の紐を結び、無事に帰宅した時には大泣きしていました。

一連の行動だけでも狂気じみていますが、涼太と出会ってからよりおかしくなっていきます。

リカは薫から拒絶されることを受けて、母親としてのあり方に悩んでいました。

そんな中で、涼太から「あなたは正しい母親」だと言われ有頂天になり薫よりも涼太の方に愛情の対象が移っていきます。

リカは涼太が着ていた服を嗅いでうっとりしたり、涼太と抱きしめ合うなど今まで薫に向けていた愛情を涼太に向け始めます。

最終的には、「薫だったのね…ママから正しさを奪ったのは…!」と薫にブチ切れ笠井家から薫の居場所は無くなってしまいました。

絵のタッチが独特で怖い

引用元:eBookJapan公式サイト

この写真は、1巻第4話において涼太がリカのカレーライスを食べたいと大声で叫ぶシーンです。

普段の涼太とは異なり、目が真っ黒に塗られていて喉仏まで描かれています。

僕はホラー映画などは得意な方なのですが、このページを見たときには背筋が寒くなりました。

マザーパラサイトはこのようにゾッとする描写が多くあります。

気持ち悪いけど作品の世界観に引き込まれていくと評価される理由の1つに絵のタッチがあるでしょう。

マザーパラサイトの怖いシーン4選

ここからは、マザーパラサイトにおいて恐怖を感じたシーンを挙げていきます。

主人公涼太がカバンに話しかける

涼太は大きなカバンを持っていて、よく話しかけています。

中身の描写は9巻までの時点でなされていない分、様々な想像をしてしまい恐ろしいですよね。

涼太は「もうすぐそっちに新しいお母さんがいくけど仲良くしないと…」「まだ余裕があるね」などカバンに向かって話しかけています。

また、涼太の里親の1人が未だに見つかっていないというテレビニュースが流れるシーンがありました。

セリフやテレビニュースから想像するにカバンの中身は歴代のお母さん達の身体の一部である可能性があります。

筆者
筆者

覚悟はしていますが、実際にカバンの中身が明かされたらゾッとします…

涼太から薫へのゾッとする一言

涼太がリカからの愛情を前面に受けるにあたって邪魔なのがリカの息子である薫の存在した。

そして、涼太は薫の前で「薫くんの番は最後の方だし…」とぼそっとつぶやきます。

直接的に描かれている訳ではないですが涼太は歴代のお母さんを殺害してきたでしょうし、早苗のことも花瓶で殴っています。

そんな涼太が「薫くんの番は最後の方だし…」と言ったのは本当にゾッとしました。

実際、涼太は【薫くんの殺害方法は?】という題目で様々な殺害方法をメモしていました。

筆者
筆者

バラバラに解体された薫の絵も描かれていて恐ろしかったですね

薫への愛情が薄れるリカ

序盤は薫の靴ひもを結ぶなど気持ち悪いレベルの過保護だったリカですが、涼太と出会ってから徐々に薫への愛情を失っていきます。

薫はリカの過保護にウンザリしており、リカに対してきつく当たることも多くありました。

薫の対応が当然ですが、リカはよく落ち込んでいました。

そんな中、涼太は「100点の母親です」のようにリカを全肯定する言葉を投げかけたことにより、リカは救われた表情を見せます。

そして、リカは涼太を息子の薫よりも可愛い存在のように感じていくのでした。

涼太がサイコパスであることに気が付いた薫がリカにそのことを伝えるシーンがあるのですが、薫を嘘つき呼ばわりした上に「育て方を失敗した」と言ったのは本当に怖かったです。

薫が凶暴化する

上述のように、マザーパラサイトにおいてまともなキャラクターはほぼ存在しません。

作品の中でも薫はまともなキャラクターだったのですが、ある一件がきっかけで凶暴化します。

リカを自分のものにしたい涼太にとって邪魔な薫をはめるために、涼太は嘘の証言を警察に伝えます。

そして、薫は自身が白である証拠が出てこないことで留置所に拘束されてしまいました。

リカは涼太を好きになっていましたが、実の息子が留置所に拘束されるのは辛かったようで警察署で大暴れしてしまいます。

結果的に、薫の勾留期間が伸びてしまいます。

薫の潔白が証明され無事釈放されたのですが、薫はすっかり別人のようになっていました。

例えば、薫は四つん這いにさせたリカを椅子代わりにしたり、ご飯の際にはリカに手を使わせずに犬食いをさせます。

しかし、リカは息子のためにとエスカレートする要求に何とか応じます。

実は薫自身も罪悪感を感じていましたが、引くに引けない状況に自分を追い込んでいたのでした。

最終的に、薫は謝罪の気持ちを手紙に書いてリカに渡したものの、リカは「薫だったのね…ママから正しさを奪ったのは…!」と解釈してしまいました。

筆者
筆者

落差が激しい分、薫の凶暴化が一番衝撃を受けました

マザーパラサイトは面白い!魅力を原作ファンが徹底解説!

マザーパラサイトは気持ち悪いという声を耳にして、面白さに疑問を持つ方も居ますよね。

そこで、ここからは原作ファンがマザーパラサイトの面白さについて徹底解説していきます。

愛とは何かを考えさせられる

3巻までは涼太が早苗を捨ててリカに乗り換えていく様子にゾクゾクしていましたし、子供には1から100まで何でもしてあげるという母親が描かれていました。

しかし、4巻からは心理学を学び人心掌握に長けた涼太がコントロールできない母親に出会います。

その人物は涼太の同級生である聖也の母親であり、仲村はるみです。

はるみは涼太の異常性に気がついており、逆に涼太を追い詰めます。

はるみは聖也を含めて4人の子供達が居ることもあり、必要以上には甘やかさずに時には厳しく接するという母親です。

マザーパラサイトは気持ち悪さが目立つものの、愛がテーマの作品です。

早苗・リカとはるみは180度真逆の母親ですが、子供を愛する気持ちは同じです。

この作品を通じて、愛とは何かを深く考えさせられました。

先が読めない展開で続きが気になる

マザーパラサイトは「あっ、これ流れが変わってきたな」というシーンが要所要所に挟まれているため、先の展開がどうなっていくか予想することが難しいです。

先程の薫が凶暴化するシーンの他には、子供に対して当たり前の愛情を注ぐはるみの登場によりリカが一時的に涼太からの洗脳が解けるというシーンなどが該当します。

一定のリズムで物語が進むことがないため、どんどんページをめくってしまいます。

涼太のカバンの中身など明らかにされていない謎も多く、今後どのような展開に繋がっていくのか目が離せませんね。

まとめ

  • マザーパラサイトにおいて、気持ち悪いはポジティブな表現として使われている
  • サイコパスな主人公と母親の歪んだ愛情などが気持ち悪い
  • 愛とは何か考えさせられる
  • 先の読めない展開も魅力の1つ

今回の記事では、マザーパラサイトが気持ち悪いと言われている理由などについて解説してきました。

僕も主人公や気がおかしな母親に気持ち悪さを感じていましたが、展開が面白いので作品に魅了されていきました。

サイコ系が好きな方におすすめの作品です。ぜひ読んで欲しいです。

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