進撃の巨人最終回では、天と地の戦いが終了してから3年後の世界が描かれていました。
その中で、ミカサとジャンと思われる人物が肩を並べて歩いている描写がありました。
そのため、2人は結婚したのか気になっている方も多いですよね。
そこで、今回の記事ではミカサとジャンは結婚したのか、また結婚した理由などについて説明していきます。
この記事を読んで分かること
- ミカサとジャンは結婚したのか
- 2人の描写における原作とアニメの違い
- 2人が結婚した理由
※この記事は漫画のネタバレを含むのでご注意ください。
目次
【進撃の巨人】アニメにてミカサとジャンが結婚した可能性はが高まる
原作ではミカサとジャンが結婚したか不透明な状況でしたが、アニメでは結婚の可能性が高まりました。
ここからは、原作とアニメにおける描写の違いについて説明していきます。
原作では後ろ姿のみ描写されていた
原作では髪型や後ろ姿からミカサとジャンと思われる人物が子供を連れてエレンの墓参りをしていました。
その時には、子供が居るため2人は結婚した、あるいはヒスとリアが院長を務めている孤児院から引き取った子供であり2人は結婚したわけではないなどと様々な声が挙がっていました。
また、34巻のラストシーンにおいて年老いたミカサが埋葬されるシーンがあるのですが、そこでもジャンとの結婚を連想させる描写はありませんでした。
アニメでは結婚指輪が追加された
原作では結婚がぼかされていましたが、アニメではミカサとジャンが結婚したのではないかと強く感じるように表現されていましたね。
原作と明確に変化していたポイントはミカサの埋葬シーンです。
一見気付きにくいですが、拡大してみるとミカサの左手の薬指に結婚指輪が描かれています。
以前より諫山先生は「アニメは原作の清書版であり、原作で物足りないと感じた部分を修正していく」と語っています。
原作では書かれていなかった結婚指輪をアニメで加筆したのは2人の結婚を暗示したこととイコールでしょう。
また、原作では髪型について襟足の長さしか分かりませんでしたが、アニメでは髪色も描写されておりジャンとほぼ同じ色でした。
これらのことから、ミカサとジャンが結婚した可能性が高まりました。
【進撃の巨人】ミカサとジャンが結婚した理由3選
ミカサはエレンが一番好きだったのにジャンと結婚したの?と疑問に感じた方も居るでしょう。
そこで、ここからは2人が結婚したと仮定してミカサとジャンの結婚理由を3つの観点から説明していきます。
- ミカサがエレンの願いを受け入れた
- ミカサは家族に囲まれたかった
- ジャンはミカサの気持ちを汲んだ上でミカサを幸せにすることができる
ミカサがエレンの願いを受け入れた
原作138話ではエレンから「俺はお前の何だ?」と聞かれたときにミカサが家族ではなく別の回答をしていた際の世界線が描かれています。
スイス風の山小屋でエレンとミカサが2人暮らしをしているのですが、エレンはミカサに「俺が死んだらこのマフラーを捨てて欲しい。ミカサはこの先も長生きするんだから俺の事は忘れて自由になって欲しい」と言います。
その際に、ミカサは「ごめん、できない」と応答しています。
実際、天と地の戦いから3年後もミカサはエレンのお墓の横で「またあなたに会いたい」と涙を流していました。
すると、1羽の鳥がミカサの元へやってきてほつれていたマフラーを巻いてくれます。
ミカサは飛び去っていく鳥に向かって笑顔で「マフラーを巻いてくれてありがとう」と語りかけます。
ちなみに、この鳥はポマリンイェーガーという名前です。
エレンの名字はイェーガーであるため、ミカサにマフラーを巻いてくれた鳥はエレンの生まれ変わりではないかとささやかれています。
上述のように、エレンは自分が死んだ後もミカサに自由に生きて欲しいという願いを持っていたため、ミカサにとってエレンの象徴であるマフラーを捨てて欲しいと頼みます。
しかし、最終的にエレンはミカサのマフラーを巻いています。
つまり、自分を忘れずにいて欲しいけど、それでもミカサには幸せになって欲しいという願いがこめられています。
そんなエレンの願いを受け入れてミカサは前に進むことを選んだのでしょう。
また、エレンはアルミンとの会話で「そんなの嫌だ!ミカサに男ができるなんて!一生オレだけを想って欲しい!オレが死んだ後もしばらく…10年以上は引きずって欲しい!」と本音を吐露します。
原作にはなかったのですが、アニメのエンドロール中に四季が7回すなわち7年経過しています。
その後、ミカサとジャンはエレンの墓参りをします。
天と地の戦いが終わってから3年+7年=10年間もミカサはエレンのことを引きずっていたことが分かります。
このシーンからもミカサはエレンのことを愛していながらも前に向かって一歩一歩進んでいった様子がうかがえます。
ミカサの「またあなたに会いたい」で僕も号泣しました…
ミカサは家族に囲まれたかった
ミカサは幼少期の頃に強盗の手によって両親を殺害されています。
独り身になってしまったミカサはイェーガー家でエレン・グリシャ・カルラと共に生活を送っていました。
しかし、巨人の襲来の際にグリシャは行方不明になり、カルラは巨人に捕食されてしまいます。
そして、マーレ編以降エレンの真意が分からなくなりエレンとミカサはすれ違っていきます。
最終的に、世界を滅ぼそうとするエレンを止めるためにエレンを殺したミカサですが、このように家族を失い続けています。
138話でもミカサは「あの家に帰りたい」と言っていましたが、家族と過ごす時間や場所を欲していました。
家族を失い続け安らぎの時間がなかったミカサにとって家族に囲まれた生活を送ることは幸せだったでしょう。
ジャンはミカサの気持ちを汲んだ上でミカサを幸せにすることができる
ミカサは年老いて亡くなる瞬間までエレンに貰ったマフラーを首に巻いていました。
また、ミカサの棺の中にはリンドウとハルリンドウという花であふれていました。
リンドウの花言葉は「悲しむあなたを愛する」、ハルリンドウの花言葉は「真実の愛」です。
ミカサは最期までエレンのことを大切に思っていたことが分かりますよね。
ミカサは自分ではなくエレンを一番に考えているという状況でもエレンの分までミカサを愛して支えることができる人物と言えば、ジャンしか居ませんよね。
また、進撃の巨人最終回ではエレンが始祖の巨人の能力を用いて記憶を消す前にジャンやアルミンなどと会話をしていたことが明かされています。
エレンが亡くなり皆の記憶が戻った後に、ジャンは「思い出したぞ…律儀なクソバカ野郎め」と涙ぐみながらつぶやいています。
エレンとジャンが会話したシーンは明かされていないため推測にはなってしまうのですが、エレンはジャンに「ミカサを頼んだ。幸せにしてあげて欲しい」と思いを伝えていた可能性があります。
そのため、記憶が戻ったジャンは”律儀なクソバカ野郎”と表現したのではないでしょうか。
まとめ
- アニメにてミカサとジャンの結婚可能性が高まる
- ミカサはエレンの願いを受け入れた
- ジャンはミカサの気持ちを知りながらエレンの分までミカサを愛する
アニメ進撃の巨人最終回において、ミカサとジャンが結婚した可能性が高まりました。
ミカサがエレンの願いを受け入れて幸せな生活を送ってくれていたならば本当に嬉しいですね。
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